甑倒し(こしきだおし)を迎えました。

本日、今季すべてのお米を蒸す作業を終え、おかげさまで無事に「甑倒し」を迎えました。甑とは、酒米を蒸すために用いる大型の蒸篭(せいろ)のことで、「甑倒し」とは蒸篭を倒して洗い、仕舞うことから蒸米造りの終了、つまり今季の仕込みの終了を表します。

 

最初の酛立てから約5か月続いた厳しい仕込みが終わり、「甑倒し」は蔵にとって大きな節目となります。今朝、7時からの最後の蒸米で蒸した酒米は、長屋王の掛米「ひのひかり」と精米歩合40%の「山田錦」。

放冷の後、「ひのひかり」を仕込み、夜の仕込みまでさらに放冷させるために「山田錦」を蔵に広げる作業が終わると、杜氏は蔵人さんに「お疲れ様でした!」と労いの言葉をかけました。蔵人さんからは自然と拍手がわき、皆さんほっとした様子でした。

 

しかし、ほっとするのも束の間、発酵中の醪の管理や上槽(搾り)、瓶詰、火入れなど、まだまだ作業はたくさんあります。すべての酒造が終わる「皆造」まで気が抜けない日々が続きます。

本日、神龜乃黄金酒「長屋王」を仕込みました。

今年も神龜乃黄金酒「長屋王」を仕込みました。長屋王は、およそ1300年前の奈良時代に名を残す歴史上の人物で、長屋王の邸宅跡から出土した木簡に記された仕込み配合をもとに当時のお酒を復元したものが、 神龜乃黄金酒「長屋王」 です。

 

麹米・掛米ともに奈良県産「ひのひかり」を用いています。日本酒度が約マイナス40度の甘口で、名前のとおり黄金色に輝く「長屋王」は日本酒ファンのみならず、歴史ファンからも注目を集め、昨年も新聞や雑誌に取り上げられ大反響をいただきました。

 

発売3年目になる今年の販売時期や販売方法など、詳細は決まり次第、こちらのホームページで発表いたしますので、もうしばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。

ひな祭り「桃の節句」に 山鶴 特別純米酒「おり酒」はいかが?

もうすぐ「ひな祭り」「桃の節句」です。
「ひな祭り」ならではの縁起物「白酒」。「白酒」はみりんや焼酎等に蒸した餅米や米麹を仕込み、約1ヶ月熟成させた醪を軽くすりつぶしたお酒のため、お子様は飲めません。白酒に似た麹甘酒はノンアルコールなのでお子様でも安心です。

山鶴が「ひな祭り」にオススメするのは、特別純米酒「おり酒」です。 「おり酒」の滓(おり)は、醪(もろみ)を細かい目の布などである程度絞った後に残る白い沈殿物で、山鶴特別純米酒「おり酒」は、この滓を取り除かずに瓶詰めした「活性にごり酒」です。
滓は瓶の底に沈殿しているので、混ぜて白濁させて飲んでも良し、あえて混ぜずに透き通った部分と滓の部分の2つの味わいを楽しむのも良しのお酒です。

特別純米酒 おり酒 720mL

特別純米酒 おり酒 720mL
1,512円(税込)

「おり酒」に桃の花びらを浮かべて 、大人の女性も「ひな祭り」を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

「日本酒学講師による日本酒セミナーin中本酒造店」が 開催されました。

2/9(土)13:30~「日本酒学講師による日本酒セミナーin中本酒造店」を開催しました。受講者10名の中には遠く東京や愛媛からお越しの方や、すでに日本酒に関する資格をお持ちの方など熱烈な日本酒ファンの方々が集まりました。

セミナー前半は日本酒学講師:江澤城司先生による日本酒講座や弊社のお酒をきき酒していただき、後半は蔵で杜氏の説明を聞きながら造りの現場を見学。甑や洗いたての酒米、仕込み中のタンクを間近で見ていただきました。受講者からも「種麹」や「搾り方」についてなど質問がありました。

蔵見学からもどり、お料理とのマッチングを学んだ後は、いよいよフードスタイリスト高橋紗恵子氏による本格フレンチの登場!受講者からは「たくさん蔵見学に参加したけれど、酒蔵でこんなフレンチが食べられるなんて!」とのお言葉をいただき、山鶴とフレンチのマリアージュを満喫していただけた様子。また、お食事の時間は蔵人との交流の時間になり、各テーブルは日本酒の話で盛り上がっていました。

最後は講師:江澤先生から受講者一人一人に「日本酒ナビゲーター認定証」が授与されセミナーは終了。

  1. 半日という短い時間ではありましたが、充実した内容で受講者の皆様にはお楽しみいただけたのではないでしょうか。これからも様々なイベントを企画していきますので、どうぞ次のイベントをお楽しみに!